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2011年7月 7日 (木)

トッカン 特別国税徴収官

「トッカン 特別国税徴収官」高殿円 早川書房
現役の当時、経理でしたから税務署との縁はなんぼでもあります。
幸いなことに、期間利益を争う程度の傷で、翌期認容、当期と翌期を通算すると、、行って来い、税金の早払い程度の指摘でした。
それでも、税務署国税局から来るのは調査官、ここの主人公の徴収官とは接点がありませんでした。
ヒロインは特官付き、ヒーローは特官、滞納している税金を取り立てるのが仕事です。
抜き書きしますね。
そちらに拒否権はありません。徴収法第145条により、ただいまの時刻より滞納者、およびその第三者、同居の親族・代理人などの、この部屋からの、出入りを禁止します。
これは、いよいよ差し押さえを執行するとき読み上げる宣言書、ここからは、徴収票=差押えの紙をべたべた貼って行く段取りになります。
続けて、抜き書きします。
国税徴収法は、日本の法律で最高の強権であることを知っている人間は少ない。しかし、その実態は驚くものだ。なにせ、裁判所の令状などいらないのだから。問答無用でおしかけていって、金を強奪しても(もちろん、滞納者相手にである)なんの手出しもできない。滞納者を守る権利は、なにひとつない。滞納したら最後、彼らはわたしたちにただやりたいほうだいにもっていかれるのみなのだ。
恐ろしいお話しだね。
いえいえ、コメディーなんです。見開き2ページ、かならずどこかにくすぐりがあります。
そのくすぐりの的確なこと、税金を取るおはなしなのに、徴収官のほうに感情移入してしまいます。
がんばれよ、税金の滞納者にがつんとやってくれ。

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