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2011年7月11日 (月)

感染遊戯

「感染遊戯」誉田哲也 光文社
さわやか誉田と血まみれ誉田がありますが、これは、どっちでもない、まんなか誉田でした。
姫川玲子警部補のシリーズに脇役でちょいちょい登場する勝俣健作警部補、通称ガンテツですが、かれが主人公のお話しです。
今回、姫川玲子警部補は脇役にまわっています。
退職後の高級官僚が次々と殺される、大怪我を負わされる事件が続きます。
ネタバレ承知で進めて行きますが、Unmask your laughing neighbors というインターネットのホームページがあります。
ここに、退職官僚の個人情報が曝されている。生年月日、学歴、省内のポスト、居住地の遍歴、顔写真。
このサイトに、情報提供重要人物として指名されると、たちまち情報が集まって丸裸になる。
これ以上粗筋を語るのは止めにします。
最初の3篇は独立した短編集なんだなと思って読んでいきました。
最後の1篇は本の半分以上なので、長い中編なんだろうな、と思って読んでいきました。
最初の3篇は伏線でした。最後の篇で集中して全部が明らかになる、そういうものでした。
いつ、血まみれ誉田に展開するのかとビクビクしながら読み進めました。
着想、事件は血まみれですよ。描写は血まみれを避けている。
光文社の編集者も、血まみれの評判が悪いので、そこは誉田哲也に伝えたみたい。
そう、それが編集者の仕事です。正しい方向へ誘導しております。

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