トッカンVS勤労商工会
「トッカンVS勤労商工会」高殿円 早川書房
トッカンの鏡が訴えられた。滞納した税金を過剰に請求したので、滞納者が自殺した、原因を作ったのは税務署員個人だ、と指名して訴訟を起こされたのだ。
勤労商工会の弁護士・税理士が訴訟に介入してくる。
勤労商工会と書いてあるが、民主商工会、民商を思い出してくればよろしい。
トッカンが裁判に手を取られているうちに、自己破産しそうな会社が裁判所に申請しそうな気配がある。かろうじて食い止めて、滞納している税金を回収する。
これはトッカン付きのぐー子のお手柄。いつも、やりこめられて、ぐー、と声を出してしまうので、トッカンからぐー子とあだ名をつけられてしまった。
別の滞納者に差し押さえをかける、意外なところに隠し金庫があります。
ここは読んでね。ネタバラシはしませんよ。
そうそう、訴訟の件、反撃して無事治まりました。滞納の税金もぶじ回収できました。
なぜ訴訟に勝ったのかって?そこも読んでね。語ればネタバラシになるからね。
この「トッカン」のシリーズ、早川書房のミステリマガジンに連載中なんだそうです。
いずれ、「トッカン」3冊目が出るだろうね。ひいきにしよう。
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