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2011年8月14日 (日)

黒の狩人

「黒の狩人」上下巻 大沢在昌 幻冬社
北の狩人、黒の狩人、狩人シリーズ、新宿署の組対刑事佐江警部補が主人公です。
公安の事件にマルボウ刑事が駆り出されて担当させられた。
中国人が次々と死んでいる。共通点は脇の下に入れ墨がある。○山と入れてある。
五岳聖山、中国の名山の名前が入れ墨してある。
本庁の公安、外務省、中国大使館の公安部門、入れ混じって介在してくる。
「俺の悪い癖でね。世の中を、まっとうな奴とそうでない奴にすぐ分けてしまう。中国人はその見極めが難しいんです」
「まっとうでない人間には厳しく接する、ということですか」
「そういうこととはちがいます。何というか、まっとうでない人間のほうが、まっとうな人間より接しやすい。気楽に話したりできる。同じ側の人間だと思えるんです」
「同じ側---」
「もっと簡単にいいましょう。犯罪の加害者とその予備軍がこちら側で、あとはすべて被害者かその予備軍です」
由紀はあきれた。

主要登場人物のリストが上巻では22人、下巻では27人、誰が誰やら、時々混乱します。
「公安捜査というものは、刑事捜査とは異なります。刑事捜査においては、情報の共有は原則です。しかし公安捜査においては、各人が各様のパイプ、すなわちエスをもち、独自の動きをする。そこから得た情報は、本人が必要と判断したときのみ、共有物となるのです。水森がいかなる状況にあるとしても、自己責任に負うところが大きい、と私は考えています」
「公安じゃなくてよかったですよ」
いって佐江は立ちあがった。これ以上話してると一条を殴りそうな気がし始めていた。

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