当確への布石
「当確への布石」高山聖史 宝島社
この前読んだのが選挙話し、続けて選挙のお話しが読みたいな。
宝島社の「このミステリーがすごい!」大賞の優秀賞なんだそうです。それならハズレということはないだろう。
宝島社、幻冬社の本ならエンタテインメントとして面白い、これほんとです。
決して手にしないのが文芸社、自費出版の会社だから、ビジネスモデルが違う。売って儲けるのじゃない、作者から儲けているのだ。
衆議院選挙区で補欠選挙があります。セックススキャンダルで代議士が辞職したのです。
そこへ立候補したのが、大学準教授、性犯罪の被害者のケアをするのがテーマのひとです。
勝手連で、凶悪犯罪抑止連合会と称する団体が勝手に推薦をする。
元受刑者の近所で、彼の犯歴を暴くビラが近所に撒かれる。それがあちこちで多発する。
凶悪犯罪抑止連合会の仕業らしい、推薦どころか、足を引っ張る行為だ。
選挙戦が始まる。
ここから先はストーリーを披露するのは止めます。
新人ですよ、小説コンテストに応募したばかりのカケダシですよ。
詳しいね。
選挙運動の立ち上げ、敵情視察、マスコミへの対策、うん、まぁ、これは知ってなきゃ選挙小説は書けないことだね。
性犯罪被害者への心療内科、治療の描写などはどこで得た知識なんだろう。
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