アンダルシア
「アンダルシア」真保裕一 講談社
外交官 黒田康作のシリーズです。
「天使の報酬」は読んだことがあるな。「アマルフィ」はまだ読んだことがない。
舞台はスペイン、スペインとフランスの間にアンゴラという小国があります。
そこから、パスポートを紛失した、急いでスペインまで送り届けてほしい、と懇願があります。
あとでわかったこと、それは嘘で、タクシー替わりに使われたこと。
その邦人の事情は複雑で、死んだ夫はスペインのスパイ、それに付け込んだフランスのスパイから脅されていたようです。
で、そのフランス人のスパイは殺されていた。
ここからさらに起承転結、お話しは転がって行きます。
条約締結や国際親善の部局にいるのではなく、法人保護の部局に外交官黒田は所属しているわけです。
邦人保護の瀬戸際にいなくて幸いで、外国で旅行中とか、留学や外国転勤のときなどに、トラブルになったら、外交官黒田康作が現れてくれるんでしょうねぇ。
お願いしますよ。
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