安芸高田市甲立、五龍城の山
編集が終わりました。
一部分を抜書きします。
甲立トンネルの出入り口の真上で、国道に落ちないように柵が設けられている。斜面をコンクリートで巻き立ててあるから、滑り落ちたら、足場もないし、つかむ手がかりもないよ。
一位の段と案内看板があって、進めば、掘り切りがあって、こっちと向こうの間に大きな段差を構えてある。
看板を読んでいくと、釣井の段、矢倉の段、三の丸、二の丸、桜の段、姫の丸、本丸と続いている。
三の丸、二の丸が意外に小さいのですよ。どこの城郭でも二の丸三の丸は本丸に匹敵する規模を構えているもんだけどな。あまりに傾斜の激しい山に城を構えたので、スペースがなかったのかもしれないね。
本丸の背後に砲台陣地のような盛り上げがある。麓の看板には土塁と表現している。その土塁の上で法螺貝・鐘太鼓を鳴らして士気を鼓舞した、そういう高地かもしれないね。
その土塁の背後はむちゃくちゃ切り立っている。巨大な空堀が区切っているんですよ。横に迂回路があるかと探したが、みつからなかった。滑る斜面を降りるしかないみたい。
看板が整備されているのは本丸までで、古い看板があるにはあるが、読めません。風雨に曝されて字が消えてしまっている。
進んでいるうち、またまた巨大な掘り切りがあって、歩くのに不便だから歩道部分だけ埋め戻してある。もう防衛線など関係ない、後世の杣人がやったことだろうね。
池の跡という看板があるが、池にしては浅いよねぇ、水源は雨水しかないのですよ、土質を見ると砂礫だから水が溜まるわけがない、池とは別の用途だったと思うよ。
歩いているうち、甲立の市街地が見える場所に出た。唯一、下界の景色が見えるところなんですよ。
甲立にもコンビニ戦争があって、隣り合って2軒のコンビニがあった。結局、1軒は閉店して1軒だけが残った。そのコンビニが見えている。負けたコンビニの広い駐車場も見えている。
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