飯茶碗の変遷
昔々は、床の上に銘々膳を置いて、膝の高さに茶碗がありました。
食べてる飯はオジヤ風の炊き込み飯、おかゆ、茶飯、流動食が普通でした。
だから、当時の茶碗は半円形で、茶碗に口をつけて掻き込みやすい姿のものでした。
明治以降、飯炊きの出来上がりは現在の姿に変わりました。固い飯です。
茶碗の円形のカーブが直線に変わりました。
飯が固くなったので、飯の塊りを箸に挟んで口に運ぶ形に変わりました。
さらに時代が進んで、洋風のスタイルが一般的になってテーブルに座って食事するのが普通になりました。
茶碗を見下ろす角度も高くなるので、ちゃわんの底が見え易いように、さらに開いた形の茶碗も登場しました。
茶碗の切断面で説明すると、扇形の角度がさらに開いた茶碗も登場しました。
突然、何を語りだすの?
あのね、NHKEテレで、美の壺という番組があります。
そこで、飯茶碗について語っているのを、美術の要素を省いて、形の変遷についてだけ着目してリライトしました。
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