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2011年12月 3日 (土)

霧の城

「霧の城」岩井三四二 実業之日本社
東美濃に遠山一族が治める岩村城があります。
中津川市の隣で、今は恵那市となっております。
信濃の木曽谷、伊那谷から武田勢が東美濃に侵食してきております。
岩村城の領主が亡くなってしまいました。
武田勢の寄せ手の大将は、残された奥方に婿入りを提案します。
奥方は、織田信長のおば、織田家の親族です。
地付きの侍に支持されて、織田方の武将は城から退去します。
もともと政略結婚が目的なんですが、一目見た時から惚れてしまったんですね。
二人は、なかよく城の暮らしを満喫しました。
のではない。
歴史にあるように、武田信玄はこの後死んでしまうわけです。
織田の逆襲があって、事態は反転し、悲劇の最後となるわけです。
お話しのネタばれをしてしまうの?
しょうがないでしょ、武田勢が東美濃に侵食したのは一時のことなんだし
この先、織田が天下布武、統一するのは歴史なんだから。
こんなこともありました、地方の端々でこんな戦もありました、こんなお話しですね。

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