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2012年1月 1日 (日)

天魔ゆく空

「天魔ゆく空」真保祐一 講談社
初期の小役人シリーズからホワイトアウト、再発見したのが外交官黒田康作。
時代小説なので、あれぇと驚きましたよ。えらく守備範囲の広い作家だね。
室町幕府の足利将軍、その下に管領がいて守護がいる。
将軍の血筋の足利家がひ弱いのですよ。江戸幕府の徳川家を思うと、ずいぶん違う。
日野富子と足利義政の時代、そして、その次の将軍の時代でのお話しです。
管領家にしても、神輿の上に載っている状態で、担ぎ手の気分で取り換えられてしまう状態なのです。
下剋上の時代で、棟梁というより、盟主というべきか。
管領細川政元が将軍を次々と取り換えること。
細川政元も家臣に暗殺されること。
裏切り御免、裏切り自由の時代なので、異様な面白さがあるお話しです。

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