太陽おばば
「太陽おばば」雀野日名子 双葉社
第1話、耶知子さん、葬儀場に竜巻を呼ぶ
第2話、耶知子さん、新盆で遠吠えする
第3話、耶知子さん、季節外れのハワイアンを吟じる
第4話、耶知子さん、クリスマスの甘酒に酔う
第5話、耶知子さん、母娘旅行に出かける
子供が出来ないということで離婚させられて、コミック原作やゲームのノベライズの物書きをしているしがない三十女なんです。
アパートの真向かいに、おばばが住んでいて、なんとなく馴染みになってしまった。
第1話の葬儀場に竜巻を呼ぶ。このおばば、耶知子さん、切れたらほんまに嵐を巻き起こすのだ。
ふだんは太陽おばばで、誰からも可愛がられているのにね。
そんなバカ話ばっかりだろうと思って読んでいたら、だんだんと、耶知子さん、いまいち正体不明なんですよ。
第5話で、どんでん返し、悲劇的な結末というか、とっ散らかった未解決な終わり方になるんですね。
喜劇だろうと思って読んでいたら、実は、悲劇だった。
収まりの悪い状態で読み終えました。
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