レイジ
「レイジ」誉田哲也 文芸春秋
さわやか誉田哲也と血まみれ誉田哲也と二種類あるんですよ。
どっちだろうと、恐る恐る読み始めました。表紙が血まみれを予想させるんですよ。
始まりは、中学校で友達がバンドを組んで文化祭で演奏するお話し。
あぁ、よかった、どうやらさわやか誉田哲也の路線で書いてあるみたい。
バンドの芯になるのはワタルとレイジ、友哉とキンちゃんもメンバーなのは覚えておいてね。
大学在学中、ワタルはバンドのメンバーにスカウトされる。ヘビメタ路線のバンドだった。
レイジは、一人多重録音で曲を作ってテープに録音していた。
友哉に誘われて、キンちゃんも呼んで、三人でバンドを組んだ。バンドの名前はRAGE。
ワタルのバンドもつぶれた。レイジのバンドもつぶれてしまった。
このあと、ハッピーエンドになるんですよ。
どういう展開でハッピーエンドになるかは語らない。そこは自分で読んでくれなきゃ。
ところどころ、血まみれ誉田哲也の片鱗が現れるので、どきっとするが、基調はさわやか誉田哲也です。
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