無料ブログはココログ

« 近い、近しい | トップページ | 洗濯機の風呂へのポンプ »

2012年2月 5日 (日)

明日のマーチ

「明日のマーチ」石田衣良 新潮社
山形の工場で派遣社員たちが首になった、契約が解除された。
春原陽介、この小説の語り手、黒瀬伸也、ブログをやっている、林豊泉、中国残留孤児の三世、三津野修吾、無口な大男。
修吾は歩いて東京に帰るという。なんとなく三人とも一緒に歩くことになった。
野宿の毎日なのだ。
明日のマーチというタイトルで伸也がブログを開始した。
反響があり、週刊誌の取材まで現れた。
行く先々で歓迎があり、テレビの取材まで来るほどになった。
マスコミの取材が突然なくなった。
修吾は殺人事件の従犯で、刑務所を出所していることがマスコミに出たのだ。
もともと四人で歩くことを始めたのだから、これからも一緒に歩こうと申し合わせた。
記者を集め、実情を全部開示し、質問はすべて受けて答えた。
それでも、フォロワーが追随し、段々と人数が増え始めた。
NPOの組織を受け入れ、厚生労働省と折衝するようになった。
3百人を超える群れになると、警察とも折衝し、公園を借りたり、自治体の炊き出しを受けたり、組織とも折り合いをつけねばならないのだ。
結果
ハッピーエンドです。
どのようにハッピーエンドなのかはここでは語りません。そこがキモだからね。

読書メーター

広島ブログ

« 近い、近しい | トップページ | 洗濯機の風呂へのポンプ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 近い、近しい | トップページ | 洗濯機の風呂へのポンプ »

最近のトラックバック

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30