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2012年3月23日 (金)

蜩ノ記

「蜩ノ記」葉室麟 祥伝社
ひぐらしのき、と読みます。
城内で刃傷沙汰を起こした檀野庄三郎は城外の村で蟄居している人物の監視を命じられる。
その人物とは、戸田秋谷、藩主の側室と密通した咎で10年後に切腹を命じられているのだ。
すでに7年が経過して、残り3年、逃亡しないよう見張り、逃げれば殺すよう命じられている。
人物に触れてみると、側室との密通などあるようにも思えない。
戸田秋谷は藩の家譜を編纂することを命じられ、檀野庄三郎はその原稿を清書することが役目なのだ。
藩には、もともと、藩主の系統が輻輳していて、家老がそれを盾にして藩政を仕切っているのだ。
政争もの、カテゴリーとしてはこういうことだが、村方に住まっているので、年貢、一揆、おのずと関わらずにはいられない。
凛とした清々しい語り口で、好もしい小説です。

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