所轄魂
「所轄魂」笹本稜平 徳間書店
妻が亡くなったことで、本庁から所轄に転属を申し出た。妻が亡くなって捜査に意欲が湧かなくなったからだ。
息子がキャリアとして警察庁に入った。
城東署の管内で死体があがった。
捜査本部の帳場が立って、息子が捜査一課の警視管理官として臨場してきた。
自分も警部補として、所轄のまとめとして本部に詰めることになった。
捜査一課から派遣されたのが十三係、班長の警部が悪名高い捜査官だった。
自分で仕切って、手柄をさらっていくのが常だった。
ここはあれですよ、本庁の捜査一課とは違う所轄魂を発揮すること。
新米キャリアの管理官として、割れそうな帳場をまとめて推進していくこと。
階級が違っても、親子だから、言葉遣いが微妙で、そのへんの書き分けもお上手、うまい。
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