ならずもの国家
新聞紙上で、とりわけ、国際外交面で出現する言葉です。
めったに出て来ません。
国際外交面の文面にまじると、奇妙な感じがして、間違った語彙が出てきたような違和感を感じます。
ウィキによると、翻訳語について、こんな記述があります。
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ならずもの国家 (rogue state) という概念が提唱された当初、日本ではこの概念を試訳として「ごろつき国家」としていた。
しかし、「ごろつき」という語感が報道向きではない(卑語である・中立的でない)という意見もあり、「悪漢国家」や「悪党国家」という訳を経て「ならずもの国家」という比較的中立的な訳語に行き着いたという経緯がある。
そのため、現在でも rogue state が必ずしも「ならずもの国家」と訳されないことがある。
ちなみに、 rogue は「集団に馴染まず暴力的な(人物)」を意味する言葉で、日本語の「奉ろわぬ民」に近い。
なお産経新聞は無法国家、日本の外務省は違法国家、無責任国家と意訳している。
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rogue state はロウグ・ステートと発音します。
英米語ならイメージできる存在なのかもしれませんが
日本語では、ならずもの国家とは、木に竹を継いだような表現で、なんとも馴染みません。
アフリカのクーデター国家のことを指しているのではありません。
場合によっては、それを含むことはあるが、たいていは、近隣諸国に迷惑な、某国、某々国のことを指します。
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