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2012年4月22日 (日)

散り椿

「散り椿」葉室麟 角川書店
藩政をめぐる派閥ものです。
藩と地方都市とは似たようなものなのに、藩内の争いは清々しい結末をむかえられます。
現代の地方都市での政争は生々しくて毒々しいストーリーになってしまいます。
藩主を抑えて専横を尽くす家老がいます。派閥を形成しています。
側用人が異を唱えて家老に対抗しています。
18年前に、藩から致仕したのか放逐されたのか、浪人が帰ってきた。
若い侍の家に居候する。
若い侍が両方の派閥の間をビリヤードの球のように転々とするのがストーリーです。
最初は派閥の力で動かされていたが、段々と自分の意志で動き始める、こういうところがええのです。
18年前の父の切腹、重役の暗殺、発端はそのあたりにありました。
勧善懲悪、その筋書き通りに展開しますが、そこがええのです。
そこそこの時間になると就寝するつもりでしたが、やめられない、とまらない、最後までページを追ってしまいました。
夜更かしに引き込む力を持っています。

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