「平蔵の首」逢坂剛 文芸春秋
火盗改め長谷川平蔵のお話しなんですがね、池波正太郎が語り、中村吉右衛門がテレビで映像化しているので、独自のものを積み上げるのは難しいですねぇ。
読みながら、姿かたちは中村吉右衛門そのままで、新しいイメージの長谷川平蔵が浮かんでくる、のではないですねぇ。
盗人に押し込まれて、その家の娘が殺された。
許婚の六三郎は盗人に身を落としてかたきをねらう。
かたきは野火止の矢左衛門、その手下の如夜叉の忠五郎、忠五郎のおんなおりく、忠五郎、おりくと順番に殺されていく。
残るは野火止の矢左衛門、そのかたき討ちに長谷川平蔵がからんで、ああだ、こうだ、というお話しなんですよ。



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