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2012年5月 7日 (月)

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!

「先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!」小林朋道 築地書館
サブタイトルが、「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学
○イタチを撃退するシマリスの子どもたち!
○張りぼての威厳をかけたヤモリとの真夜中の決闘
○アカハライモリの子どもを探しつづけた深夜の1ヶ月
○ミニ地球を破壊する巨大(?)カヤネズミ
○この下には何か物凄いエネルギーをもった生命体がいる!
○ヒヨドリは飛んでいった
どくとるマンボウ昆虫記などの文体と観察対象の継承者ですねぇ。
これは、本人が自称するのではなく、わたしが認定したものです。
いやいや、築地書館の編集者のほうが鑑定眼があるのか、よくぞその才能を見つけたものです。
題名の「先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!」その意味はこうです。
親が餌さがしで巣を空けるとき、子リスたちは体を鳴らして音を出す、一匹が始めると大勢で共鳴音が響き始める。
何に対して警告音を出しているのか。
リスの天敵はイタチです。イタチに対して警戒音を発しているのだ。
先生、実験を始めました。イタチと近縁のフェレット、こいつを巣穴に放した。
警戒音を聞くと、フェレットは逃げ出して、二度とその巣穴に近づくことはなかった。
子リスの立てるカタカタ音、ガラガラ蛇の出す音とよく似ているそうです。
日本にはガラガラ蛇はいないけど、いなくても効果は絶大でした。

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