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2012年6月21日 (木)

男鹿山、女鹿山、神山、ぐるっと

山麓に見える道に沿って、麓の農家の前まで進む。
ここに駐車してまずいだろう。ちょっと下がったところに、大きな道の膨らみがあった。そこに駐車しよう。
案内看板がある。神山へ、高鉢山へ、矢印がそれぞれ別を示しているから、道が違うということなんだろうな。
すみません、神山へはどう行くのでしょうか。
右の民家に沿った道を登るんですよ。草が繁っとるじゃろうのぅ。この前に、10人ばかり登ったけぇのぅ。草は踏んどるじゃろうてぇのぅ。
ちょうどうまい具合に地元の人と出会ったもんだよ。安心して取り掛かれるというもんだよ。
分岐のブロック石垣に「登山口、新市山岳会」のプレートが打ち付けてある。ますます安心。
坂道を登って行って、最後の民家の脇に、神山登山口と標識がある。中電巡視路の案内もある。中電巡視路と重なっているなら、じゅうぶんに手入れが行き届いた道だろうさ。
思った通り、伸びた枝は払ってあるし、草も刈りこんであって、実に歩きやすい道だよ。
ところどころ、どうしようか、と考える分岐があるが、考えなくてよろしい、道のまんまに進めばよろしい。
尾根に出て、中電道は右へ行く、左へ進む道もあって、高鉢山を案内している。中電道は神山に誘導してくれるようだよ。
尾根道をゆるゆると登って、頂上に到着した。
トタン板の看板があるが、倒木に打たれてゆがんでしまっている。矢野神山と山名表示している。
妻籠る矢野の神山露霜ににほひそめたり散らまくおしも
柿本人麻呂の和歌なんですよ。万葉集に収録されている。
石見に赴任するとき、ここで詠んだ歌だというのだが、神山をめぐって、備後国甲奴郡矢野・伊豫国喜多郡矢野・出雲国神門郡八野・伊勢国度合郡矢野、これだけ候補地があるのですよ。
この山は、高竃(たかおがみ)神社の山で、加美山、亀山、神山と名前を改めた、と看板にある。高竃(たかおがみ)神社は雨乞いの神さまなんですよ。
石の祠があって、大仙宮と刻んである、牛馬の神さまなんですよ。頂上からちょっと進んだ先にも祠があるが、摩耗していてどうしても読めない。
三角点がある、地図上での△590.8のことなのだよ。

編集が終わりました。
新しいページをアップしております。

http://sherpaland.net/report/ojika_ym3.html

広島ブログ

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コメント

お疲れ様です。ほんと20日しか晴れた日がなかったですね。

> 山麓に見える道に沿って、麓の農家の前まで進む。

2車線の広域農道ですね。矢野地区から世羅町別迫に抜けている
農道で、改良が進まず今は林道状態にある広島県道403号別迫上
下線代替する機能の道です。こういう代替は県北ではよくあるこ
とですが、政治的な力学が絡んでるんでしょうね。


> 三角点がある、地図上での△590.8のことなのだよ

神山の三角点は四等三角点 正確な標高は590.76m 点名は
「片屋」わが神石町(旧称)も 亀石(かめいし) 神石
(かめいし) 神石(じんせき)と変化したと聞いています。
似たような変化ですね。


> 集落を左折して、県道を歩いているんですよ

広島県道403号別迫上下線ですね。広島県はこれを通して改良
する意思がないので農林水産省の力を借りて先の農道が開通し
たわけです。おかげで峠~ヘアピンカーブあたりは昔のままの
道幅で残ってますね。


> 合併しても共同事業をやっているのか、解消したのか、どう
なんだろうね。

ダイオキシン問題とかでゴミの焼却は今はやってないでしょう。
旧上下町の燃えるゴミは、府中市と神石高原町との共同事業で
建てられたRDF工場に運ばれていると思います。場所は旧三和町
の切田というところ。初期は問題が多かったけど現在は上手く
稼働しているのだろうか?


> 今の時期では、どれがスズランなのやら、区別できない。

スズランはうちの庭にも自生してます。気候が東北地方並みで
すものね。


> 鉄格子は針金で縛ってはなく、フリーになっていて、開け閉
めできるようになっている。

そうですね。イノシシ除けの金網は小道を塞ぐ箇所はどこも人
間の手なら開閉できるようになっています。小道とはいえ公道
を完全に塞いじゃうと往来妨害で犯罪になっちゃいますものね。
廃道のように見える小道が実は昔の幹街道だったという場合も
少なくないのはご存じのとおりです。


> 矢野温泉の背後に鉄塔のある山が見えるが、この近辺で鉄塔
> の山というと、龍王山だろう。上下の町の翁山の背後に怪異な
> 山が見えるが、地形図に名前はない。名前はあるんですよ、
> 森のくまさんに名前を教えてもらったが、ログの底に埋もれて、
> 名前が解らなくなった。

そうですね。あの位置から翁山の少し左側に見える鉄塔の山とい
えば、龍王山山頂公園のある古山王です。その右側に続く傾いた
台形状の山は、mixiでも紹介した櫛山(くしやま)、さらにその右
側を追っていくと台形状のピークが見えますがこれが星居山です。北方向で鉄塔の見える山なら、もちろん甲奴駅のちかくにある弘
法山ですね。南南東に見える台形状の山は旧甲山町にある新山
でしょう。女鹿山の山頂写真は以前も見せていただきました。数か
所の明神山などと同じく玄武岩ドームだと思います。


> ほぼ要所要所は押さえながらコースを歩いたことになるよねぇ。

さすがのセンスです。ついでに言えばあのへんの峠や山頂は大分
水嶺になっている箇所が少なくありません。いつか上下の街中で
分水嶺の探索でもしてみますか。旨い店もありますし

読んでいただいたのですね、ありがとうございます。
神山に登る前は、ヤブを覚悟していましたが、あんなに歩きやすい道とは思いませんでした。
男鹿山では、南面が伐採されていたのが新しい変化でした。
女鹿山では、伐採直後の斜面を見ています。
その時は、矢野温泉を探すばっかりで、あんまり遠くに気を取られることがありませんでした。
今度は、翁山を確認し、方向的には龍王山だなと確認し、盛り上がった怪異な山が、あれは何という山だったかな、櫛山(くしやま)なんですね。
結局、登ったり、下ったり、みっつの山を歩きました。

神山にバーチャル登山してみました。MixiのIDが必要ですが、ご覧ください

http://photo.mixi.jp/slideshow.pl?via=photo&photo_id=1680849512&owner_id=18567671

photo.mixi、見てきました。
神山からなんですね。
女鹿山の伐採地からの展望です。
星居山、空山は梢が邪魔して見えませんが
龍王山、櫛山、翁山ははっきり見えます。
伐採してだいぶ経ちますので、うるしの木などが茂ってきました。
もう数年後には視野が閉ざされるかもしれません。

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