サウンド・オブ・サイレンス
「サウンド・オブ・サイレンス」五十嵐貴久 文芸春秋
女子高校一年生、夏子、同じクラスに春香がいる。
春香の聾学校時代の先輩、美紗がろう者のダンスコンテストがあるのを探してきた。
同じろう者の澪を仲間に加えた。
澪は大学生で、コーチに尾崎を無理に加えた。
夏子はマネージャーの役目を志願した。
ろう者ダンスコンテストで優勝した。
燃え尽き症候群で数ヶ月何もする気もなくなったが、やはり復活した。
第六回学生ダンスバトルに応募することになった。
ろう者のコンテストではなく、健常者ばかりが戦いの相手となる。
で、結果は。そこは言わない。語らない。
ヒップホップ、ハウス、ブレーキング、ロッキン、どれもダンスの種類・カテゴリーなんだそうです。わかりますか。
カノン、トゥループ、ポップコーン、パドブレ、クラブステップ、ロジャーラビット、ニュージャックスィング、どれもダンスのテクニックなんだそうです。
わかりますか。
わかなくても、伝わってくる。耳の聞こえない女の子がダンスを踊るのだ。
五十嵐貴久は「交渉人」とか「誘拐」などの警察小説から出発したのだが、路線をずいぶんと変更したもんだよ。
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