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2012年6月11日 (月)

美波羅川、水源地まで探索、往復

津久志郵便局の前の橋までは美波羅川だと確認できる。ここまでは橋があるからね。
この上流になると、もう橋はなくなる、土管を埋めて暗渠にして橋を架ける工事をやめてしまう。
せら夢公園と標識がある交差点にさしかかる。この交差点は、甲山へのショートカット道の交差点で、知る人ぞ知る、重要交差点なんですよ。
美波羅川は直進する水路と甲山への峠からの水路と両方からの水路が重なっている。
甲山への峠の水路は短いね。直進する水路の方が長いように思えるよ。
そうなんです、美波羅川は、もう川とは言えないね、たんぼの水を集めた水路程度の幅・水量しかないのですよ。
直進する水路の方向へ向おう。道は坂を登って行って、峠に差し掛かる。峠の上に分水嶺の看板が出ている。
こっち、美波羅川側は日本海、向こうは瀬戸内海。
広島県は分水嶺が異常なんですよ。江の川が脊梁山脈を断ち切って広島県内に侵入している。おかげで、分水嶺が異様に南に引き下げられているのですよ。
府中市上下、世羅町のここ、東広島市豊栄、安芸高田市の向原、八千代、などなど、山でもない峠でもない、普通の日常生活の土地に分水嶺があるんですよ。
分水嶺の看板の背後にため池がふたつある。ここが美波羅川の水源地なんですよ。
美波羅川の水源を訪ねて満足したよ。分水嶺の際々までやって来るとは予想外のことだった。
さぁて、帰ろう。帰りはなるべく美波羅川の近くの道を自転車で進むことにしよう。

編集が終わりました。
新しいページをアップしています。

http://sherpaland.net/bike/2012/bike-120610-mihara_gw/bike-120610-mihara_gw.html

広島ブログ

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コメント

> 江の川が脊梁山脈を断ち切って広島県内に侵入している。おかげで、分水嶺が異様に南に引き下げられているのですよ。

そういう部分はありますね。上下の街なんてわりと大きな上下川(江の川水系)が分水嶺をかすめて流れているもので、洪水時には瀬戸内海側に溢れそうになるし、実際一部の用水路は常時分水嶺を跨いで流れているものもあります。

ところでしゃるぱさんは、無意識のうちにある水源地に達しておられるのです。さっき語った馬洗う川を遡った上下川。この源流をご存知ですか?実は龍王山に登る途中にあった堰堤に蜂の巣のある池。あれなんです。この池から出る川(恵久理川)と県道沿いにある川(小塚川)が合流して上下川となるわけですが、どちらが本流かというとやはり恵久理川。つまりあの池が馬洗川の源流のひとつなのです。古山王の西側に降った雨はほとんどここに集水します。一方本物の龍王山に降った水は、上下川ではなく田総川と福桝川に分かれますけどね。

×馬洗う川
○馬洗川

へぇぇ、上下川の源流を踏んでいたとは知りませんでした。
龍王山の谷の池というと、上下からずいぶん東に踏み込んでいるじゃないですか。
そうか、竜王山の頂上に分水嶺広島山稜会の看板があったのを思い出しました。納得、納得です。
分水嶺の踏査というと山頂から山頂を歩くと思いますよねぇ。
このあたりでは、普通の生活圏に分水嶺があるんですものね。
東広島大和町で芦田川の源流を地図でたどったことがあります。
地図読みしていくと、世羅西との境界あたりで、この川はどっちへ流れているのか解からなくなってしまいます。
何万年もの年月のうちには、取った、取り返した、の河川争奪が繰り返されたのでしょうね。

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