セカンドウィンド
「セカンドウィンド」川西蘭 ピュアフル文庫
溝口洋は中学二年生、もうすぐ三年生になる。
「南雲サイクルフェスティバル」星雲杯ジュニア自転車レース、参加資格は小学校高学年、中学生。商品はロードバイク。
大部分の参加者がロードバイクに乗っているのに、洋は郵便配達の自転車、ハンディがあるのに三位だった。
それで、南雲デンキジュニアチームに誘われた。
テスト期間が三ヶ月、三ヶ月の成績でチームに加入できるかどうか判定される。
チーム内の、人を押しのけてでもという粗暴な空気に馴染めないのと、祖父の許可を得ていないのと、ふたつの理由でチームに入るのは辞退する。
田村岳に出会い、清雲峠に挑む。
清雲峠は激坂で、メヂューサの一瞥、天狗の蹴落としの難所がある。
きついヒルクライミングも登り切った。
金剛ヶ峯自転車ロードレース大会、参加するのに決死の覚悟で祖父の承認を得た。
どうやら父もサイクルレーサーだったらしい。父が死んだのも自転車と関係があるのか。
いよいよ金剛ヶ峯レースが始まるというところで、そこまで。
お話しは次巻に続きます。
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