拒絶空港
「拒絶空港」内田幹樹 原書房
パリのドゴール空港に着陸する時、タイヤがパンクした。
回収された破片から、二つのタイヤがバーストしたと推定される。
タイヤは全部で18個あるから、そのまま折り返し便で成田へ飛ぶことにした。
離陸後、ドゴール空港のカウンターで放射能の反応があるとわかった。
成田便に放射能物質が積まれていることが危惧される。
タイヤも怪しいし、核物質も怪しいし、対策本部は途方に暮れる。
乗客に退職した理科の教員がいて、手作りでガイガーカウンターを組み立てた。
ワインに反応があった。
核物質を積んでいるということで、どこの空港でも着陸を拒否される。
ハイジャックの可能性も考慮して、自衛隊の戦闘機が撃墜する準備をしている。
ハイジャックとはハイジャック信号を発した場合、管制を無視して着陸を図ろうとした場合、どこの空港も着陸許可は拒否されたのだ。
さて、これからどうなることやら。
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