「大江戸釣客伝<下>」夢枕獏 講談社
吉良邸へ赤穂浪士が討ち込む。吉良の首は取られた。
津軽采女を含めて吉良の縁者は世間から軽んじられる。
上巻で、巻頭で釣り上げた土左衛門の正体がわかった。
投竿翁と名乗って、「釣秘伝百箇条」という本を書いた釣師だった。
触発されて、津軽采女も本を書くことを志す。
完成した本が「河羨録(かせんろく)」日本で最初の釣についての指南書なのだ。
将軍綱吉が死んだ。
即日、生類憐みの令は廃止になった。
采女は、将軍家小姓の職を去って16年、長い間、釣を禁じてきた。
これでやっと釣ができる。



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