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2012年7月14日 (土)

再会

「再会」横関大 講談社
第56回江戸川乱歩賞受賞作。
なるほどなぁ、本格派とは言えないにしても、謎を解くことに関しては乱歩賞に値するね。
小学生が万引きしたということでスーパー店長が主婦を恐喝する。金目当て、肉体目当てなのだ。
そのスーパー店長は拳銃で撃ち殺されていた。
23年前、銀行強盗が森の中で撃ち殺され、巡査も殺されて、拳銃だけが行方不明になったのだ。
たまたま、森の探検に出かけた小学生四人は拳銃を小学校の校庭にタイムカプセルとして埋めたのだ。
スーパー店長を撃つのに使われた拳銃はその拳銃だった。
いったい、四人の中のだれがタイムカプセルから拳銃を掘り出したのか。
出だしがいやらしいのですよ。
スーパー店長が恐喝するあたりで、この小説はハズレだな、やめにしよう、と思ったが、そこを乗り越えれば、あとは爽やかに読める。
横関大、なかなかのストーリーテラーです。

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