無料ブログはココログ

« カムバックしました | トップページ | 続天僕先生診療控 »

2012年7月 6日 (金)

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2799ページ
ナイス数:20ナイス

天僕先生診療控天僕先生診療控
設楽徳治、伊勢崎藩の藩医です。長崎に留学してポンぺに学んだ。長崎から帰って、天僕と名前を改めた。江戸の師から手紙が来た。江戸で師匠の手伝いをせねばならない。「江戸除痘館」で働いたが、役人医者は性に合わない。町方で町医者を開くことにした。日精堂と名付ける。開業したところは八丁堀で、与力同心と親しくなり、死体改めなどに呼び出されることもある。医者の診療控なのやら、捕物帳なのやら、そんなお話しなんです。捕物帳とは、ほんまにあるんだそうです。与力同心は、奉行所に帰ると、一日の捜査記録を書いて提出するのだそうです。
読了日:06月27日 著者:美原 研

サウンド・オブ・サイレンスサウンド・オブ・サイレンス
女子高校一年生、夏子、同じクラスに春香がいる。春香の聾学校時代の先輩、美紗がろう者のダンスコンテストがあるのを探してきた。同じろう者の澪を仲間に加えた。澪は大学生で、コーチに尾崎を無理に加えた。夏子はマネージャーの役目を志願した。ろう者ダンスコンテストで優勝した。燃え尽き症候群で数ヶ月何もする気もなくなったが、やはり復活した。第六回学生ダンスバトルに応募することになった。ろう者のコンテストではなく、健常者ばかりが戦いの相手となる。で、結果は。そこは言わない。語らない。耳の聞こえない女の子がダンスを踊るのだ
読了日:06月25日 著者:五十嵐 貴久

ぼくたちのアリウープぼくたちのアリウープ
ジュンペイ、名門高校、私立国分学園高校に入学しました。学力より運を使って入学したわけです。さっそく、バスケット部に入部。ところが、3年が不祥事を起こして、3年は退部、一年間対外試合禁止、残った2年は1年が入部するのを阻止します。必死の努力で、8月31日に2年と1年が試合することを申し込みます。1年が勝てば入部する、2年が勝てば1年は入部を認めない。最初7人いた入部希望者がとうとう2人しかいなくなってしまった。バスケットボールは5人いなければ試合にならない。必死に掻き集めて6人まで人を集めた。
読了日:06月22日 著者:五十嵐 貴久

オケ老人!オケ老人!
たまたま市の文化センターでコンサートをやっている。入って聞いて感激した。再びバイオリンを弾きたくなった。電話して、オーケストラを訪問した。えらく老人ばっかりの楽団だな。間違えたのだ。聞いたのは梅が岡フィルハーモニー、ここは梅が岡交響楽団、間違えて入門を願い出たのだ。見込まれて、コンサートマスター、指揮者として面倒を見ることになってしまった。老人ばっかりで、へたくそばっかり。手の付けようがない。梅が岡フィルハーモニーにも入門を願い出て、楽団をふたつ掛け持ちすることになった。腕が悪いと除名されてしまった。
読了日:06月19日 著者:荒木 源

人生教習所 (2011-09-30T00:00:00.000)人生教習所 (2011-09-30T00:00:00.000)
人間再生セミナー、第三回小笠原塾開校、この広告に惹かれて集まったのは、ひきこもりの東大生、元やくざ、デブ女で人見知りの激しいフリーライター、社交的な定年退職者、これらの人物が主人公だ。小笠原島父島で講義があり、中間試験に合格したものだけが母島での講義に進める。成績の良かったものには、就職の斡旋が行われる。それを目的に受講生はがんばる。普通なら隣り合うこともない人と無理にでも隣り合うのが泊まり込みセミナーというものだ。だんだんと心が通い合い、自分に欠けているものを補うことを始めるようになる。
読了日:06月18日 著者:垣根 涼介

おれは清麿おれは清麿
幕末のころの刀匠のお話しです。名主と刀匠を兼ねた家柄で、兄を師匠として刀匠を志す。短い刃鋼と心鉄をもらって刀を打ち始めた。短い短刀、切り出しナイフほどの短い短刀を作った。この種の短刀を小烏丸という。これが最初に作ったもの、だれの助けもなく自分一人でつくった。兄も目を見張るほどの出来栄えだった。山浦正行、刀鍛冶の道には懸命だが、女癖が悪い。隣村の名主の娘に夜這いに行って、婿入りをはたした。信州の片田舎から信州松代の鍛冶屋に入った。そこでも出戻りの娘とねんごろになった。江戸に出た。刀鍛冶の腕はどんどん上がる。
読了日:06月15日 著者:山本兼一

赤絵そうめん―とびきり屋見立て帖赤絵そうめん―とびきり屋見立て帖
「千両花嫁」「ええもんひとつ」に続くとびきり屋見立て帖のシリーズです。表紙絵が中年夫婦のように見えるが、嫁にむかえてまだ半年のほやほやなんです。半年そこそことは思えない商才で、得意先に吉左衛門が登場します。銅(あかがね)屋、銅山から始まって為替店、大名貸しまでやっているというと、あの井桁のマークを彷彿とさせるお方やないですか。坂本竜馬、桂小五郎、近藤勇、芹沢鴨までがとびきり屋の店先に登場します。銅(あかがね)屋吉左衛門、さすがに大商人です。けっこう意地悪で、意地悪をかいくぐって商いに結び付けていきます。
読了日:06月14日 著者:山本 兼一

限界集落株式会社限界集落株式会社
町村合併で幕悦町という名前だが、合併前は止村(とどめむら)、今では数軒しか残っていない集落なのだ。主人公優は静養のためこの集落に来た。祖父の家が残っているのだ。父は早くに家を出て、優はほとんどこの家に記憶がない。若い娘と父親がいて、農業研修の男女3人の若者がいる。他は、じいさんばあさんと嫁のこない40男がいるだけの村だ。はずみで、営農集団を立ち上げることになった。優は代表に就任する。共同代表に若い娘が就任する。その営農集団が販路を開拓して軌道に乗せること、それがこのお話しのテーマです。農業研修の若者3人も
読了日:06月12日 著者:黒野 伸一


2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

広島ブログ

« カムバックしました | トップページ | 続天僕先生診療控 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« カムバックしました | トップページ | 続天僕先生診療控 »

最近のトラックバック

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31