チェインギャングは忘れない
「チェインギャングは忘れない」横関大 講談社
拘置所から刑務所へ懲役受刑者を護送するのだが、途中で襲撃されて、何人かが脱走した。
おなじころ、大型トラックの女のドライバーはヒッチハイクを頼まれて同乗させた。
このヒッチハイカー、なかなかの傑物で女ドライバーの息子の心を奪った。
一方、警察の動き
池袋警察署の平刑事二人の動きで警察を代表して描いている。
ま、これ以上お話しの筋書きをたどってもしょうがないのでやめにします。
結末は、あれれという類の終わり方だが、まぁ、ええじゃないか。学術論文じゃないのだし。
悪いやつが善いことをする、ピカレスクなのに、読後感はさわやか。
気持ちの負担になる、引きずるものがないところがよろしい。
« 猫背の虎 動乱始末 | トップページ | 再会 »
« 猫背の虎 動乱始末 | トップページ | 再会 »
コメント