あんじゅう―三島屋変調百物語事続
「あんじゅう―三島屋変調百物語事続」宮部みゆき 中央公論新社
第1話、逃げ水:旱(ひでり)神、水害の神さまを江戸に連れてきた
第2話、藪から千本:死んだ姑の呪い、昔は双子は疎まれた
第3話、暗獣:古屋敷の孤独な屋敷神
第4話、吼える仏:焚き木に描いた仏が祟る
全体を通して三島屋のおちかが不思議な話を聞くという設定なんですよ。
三島屋変調百物語のシリーズなんですがね
あんじゅうは暗獣、第一作目が事始、この第二作目が事続、題名を解題するとこういうことです。
第一冊目(おそろし)は、家の光連載、角川書店出版
第二作目(あんじゅう)は、読売新聞連載、中央公論新社出版
連載誌、出版社がどんどん移って行くんですよ。
たいがい、キャラを確立させるのが編集者の仕事だと思っていましたが
どんどん連載誌、出版社を変えて行くのだ。
ふぅん、こういうマネージメントもあるんですね。
百物語最終話までまだまだ、はるか先ですねぇ。
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