無料ブログはココログ

« おまえさん【上】 | トップページ | アマゾンから偽メール »

2012年8月11日 (土)

おまえさん【下】

「おまえさん【下】」宮部みゆき 講談社
よれよれと瓶屋の主人が殺されたのは、20年前のかたき討ちではないとわかった。
事情を知った何者かが、うっぷん晴らしに殺したものとわかった。
お話しの筋立ては込み入っていますよ。
上下巻にわたるほど長くなったのは、登場人物ひとりひとりが生き生きとして動いているから。
------
「おしんは元気でやっているかい?」
途端に、お徳の顔に生気が戻った。
「元気ですよ。癪に障るくらい元気です。だって旦那、あたしは今でも日にいっぺんは腰を抜かしているんだから。台所であんなにぶきっちょな女が、この世にいるんだね!」
おしんは、<台所のことは得意じゃない>と言っていたが、それどころじゃなかったのか。
「鍛え甲斐があっていいじゃねえか」
「犬に念仏踊りを教える方が、まだ易しいですよ」
毒づくお徳の目は明るい。
------
こんなやりとりで、サブキャラクターがきらきらと輝いてくる。
小説の勘どころは、筋立てだけじゃないよ。メインのキャラクターだけじゃない、サブのキャラクターも浮かび上がらなきゃね。

読書メーター

広島ブログ

« おまえさん【上】 | トップページ | アマゾンから偽メール »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« おまえさん【上】 | トップページ | アマゾンから偽メール »

最近のトラックバック

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31