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2012年9月 1日 (土)

8月に読んだ本

8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:4422ページ
ナイス数:25ナイス

和解せず和解せず
もう還暦の主人公はプロモーターが職業だ。海外からクラシックの音楽家を呼んできて興行するのが仕事だ。若いころ、父と喧嘩別れして独立した。父は代議士で、引退後は、弟が代議士を引き継いでいる。ヨーロッパで活躍中のオペラ歌手、若いころ、日本にいたころ関係があった。異母兄妹、あるいは、異父兄妹、近親相姦も恐れないことが、この小説の怖いところだ。引き込んで行く筆力は強いです。政治資金のお話し、近親相姦のお話し、終わったなという共感はあるが、読後感は爽やかなものではありませんね。
読了日:08月31日 著者:藤田 宜永

勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4
File1、フラッグ航空会社=AJAのCA、File2、30年前の社長、File3、ハヤマ=楽器オートバイの会社でのリストラ、File4、ファミレス=ベニーズ、閉鎖でのリストラ。前3巻までは、おおむね面接することで退職することを観念させる、受け入れさせるのに成功していました。この巻ではそうではない。希望退職を求めるのだが、やめてもらっては困る人材もいる、誘導して会社に残るように仕向ける、これが請負の条件です。File1、3、4、どれも面接対象者に残ることを拒否されて退職されてしまいます。完敗です。しかし
読了日:08月27日 著者:垣根 涼介

あんじゅう―三島屋変調百物語事続あんじゅう―三島屋変調百物語事続
第1話、逃げ水:旱(ひでり)神、水害の神さまを江戸に連れてきた/第2話、藪から千本:死んだ姑の呪い、昔は双子は疎まれた/第3話、暗獣:古屋敷の孤独な屋敷神/第4話、吼える仏:焚き木に描いた仏が祟る/全体を通して三島屋のおちかが不思議な話を聞くという設定なんですよ。三島屋変調百物語のシリーズなんですがね、あんじゅうは暗獣、第一作目が事始、この第二作目が事続、題名を解題するとこういうことです。第一冊目(おそろし)は、家の光連載、角川書店出版。第二作目(あんじゅう)は、読売新聞連載、中央公論新社出版。
読了日:08月24日 著者:宮部 みゆき

機長からアナウンス〈2〉機長からアナウンス〈2〉
2とあるように、「機長からアナウンス」が前に出版されています。前作は、主張・啓蒙が目立っていて、いまいち、硬いお話しが並んでいました。2はもっとくだけている。4発のエンジンの飛行機で3発のエンジンが止まった経験があるそうです。2発のエンジンの飛行機もあります。3発のエンジンが止まったのなら、2発のエンジンが止まることもあるだろう。なんぼ機長でも、2発エンジンの飛行機は操縦したくないのが本音だそうです。乗客としては、そんなことは聞かなきゃよかった。選びようがないじゃないか。
読了日:08月20日 著者:内田 幹樹

ヘーメラーの千里眼ヘーメラーの千里眼
防衛大学校、それに続いて、航空自衛隊幹部候補生学校、赴任地の百里駐屯地から始まります。年月を行ったり来たり、カットバックで進むのだが、訓練で岐阜基地でのこと、戦闘機から打ち出したミサイルで疑似標的を破砕する。その標的の中に小学生の男の子がいた模様だ。うんと時間を進めて、チャイナマフィアが新しい麻薬物質を日本に運んでいる模様だ。船で運んでいるのだが、船は海上保安庁、海上自衛隊が対処する。チャイナマフィアはミグ戦闘機を入手して、人民軍を退役した戦闘機乗りを雇っているらしい。チャイナマフィアと航空自衛隊が空中戦
読了日:08月16日 著者:松岡 圭祐

女警察署長 K・S・P女警察署長 K・S・P
警視庁歌舞伎町特別分署K・S・Pシリーズで、第4作目。シリーズの前を読んでいないと、刑事それぞれのキャラクターが省略されているので、まごついてしまう。アメリカの大富豪からバイオリンを探してほしいとの依頼がお話しの発端、警察庁の幹部、都知事がそうするようにと後押しする胡散臭さがある。バイオリンはチャイナマフィアの中に沈んでしまっている。チャイナマフィアと新宿のヤクザが手を結ぶ動きがある。両陣営から締め出された主犯は巻末になっても姿を現さない。どうやら次作に続くのだろうね。
読了日:08月13日 著者:香納諒一

おまえさん(下)おまえさん(下)
よれよれと瓶屋の主人が殺されたのは、20年前のかたき討ちではないとわかった。事情を知った何者かが、うっぷん晴らしに殺したものとわかった。お話しの筋立ては込み入っていますよ。上下巻にわたるほど長くなったのは、登場人物ひとりひとりが生き生きとして動いているから。サブキャラクターがきらきらと輝いてくる。小説の勘どころは、筋立てだけじゃないよ。メインのキャラクターだけじゃない、サブのキャラクターも浮かび上がらなきゃね。
読了日:08月11日 著者:宮部 みゆき

おまえさん(上)おまえさん(上)
よれよれの宿無しが殺された。薬種屋瓶屋の主人が殺された。探って行くうち、20年前、よれよれと瓶屋の主人と大黒屋の主人とは、大黒屋でざくの職人だったことがわかった。ざくとは、薬研で薬草・薬種を調合するのが仕事だ。ざく仲間で新しい薬を調剤したのを、三人で殺して調合の方法を奪ったのだ。あれから20年、かたき討ちが現れたのか。読み始めると、あれ、このキャラクターには馴染みがある。思い出した、八丁堀の同心、井筒平四郎のシリーズで、ぼんくら、日暮らし、に続く第三作なのだ。目明しの政五郎、甥の弓之助、おでこ、懐かしい
読了日:08月11日 著者:宮部 みゆき

こちら若手国際研究拠点―世界27の国・地域からやって来た研究者たちの奮闘記こちら若手国際研究拠点―世界27の国・地域からやって来た研究者たちの奮闘記
筑波に、若手国際研究拠点(ICYS)があります。そこで、国内外の若手の研究者が研究しています。彼らは期間契約の研究者なんです。一年契約、よくて、三年・五年契約、契約期間中に成果を上げなきゃなりません。日本だけが特殊なのではないのです。世界中、どの国でもそうなっています。論文を多数上げ、注目されるようになると、期間契約から固定契約へと進んで行きます。ここに書いてあるのは、サポートについて。総務的、経理的なサポートを中心に書いてあります。日本で暮らす外国人が直面する医療の問題には、ことばの壁文化の壁制度の壁が
読了日:08月08日 著者:物質材料研究機構,物質・材料研究機構=

島国チャイニーズ島国チャイニーズ
いま、中国についての本というと、嫌中派の本が圧倒的多数です。その中で、日本にいる中国人について、何度も通って心を開いて、インタビューを重ねた本は少数派です。第1章、劇団四季の中国人俳優たち/第2章、日本で大学教授になる中国人/第3章、中国人芥川賞作家の誕生/第4章、留学生は”反日”か/第5章、北国の中国人妻たち/第6章、神戸中華同文学校/第7章、女たちの池袋チャイナタウン/取り扱っている範囲が実に広いでしょ。へぇ、と驚いたのが第7章。意外にも、中国人には、日本とは暮らし易いのだそうな。
読了日:08月05日 著者:野村 進


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