光圀伝
「光圀伝」冲方丁 角川書店
水戸光圀の伝記です。
徳川光國、徳川御三家、水戸家の世子です。
光國には兄がいます。兄を差し置いて世子とされています。兄は大名家に養子に出ました。
このことで常に心に曇りがさしています。
義の人になろう。兄の子を養子に貰おう。兄の子が社稷を引き継ぐことで義を貫くことができる。
婚礼の夜、公家から嫁いだ花嫁にその意思を伝える。
よろしゅうございます。兄の子を貰って、我が家の子を貰っていただきましょう。
そのようになるのだ。子と子を交換することになるのだ。
光國の指令で、史書を収集し、史書を編むことにする。現代語でいえば大学を建学したということだ。
隠居するまでは光國、隠居してからは光圀。
光圀生存中に出版された書の名前が「本朝史記」のちに名前を改めて「大日本史」となる。
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