スクウェアI
「スクウェアI」福田和代 東京創元社
スクウェアとは梅田お初天神の路地奥のバーの名前、連載小説の第一話がここから始まるから、タイトルがスクウェアなんですよ。
大阪府警本部刑事部薬物対策課にいる巨漢の刑事、三田、第一話の出だしは新宿鮫の鮫島刑事と雰囲気が似ているんですよ。
第二話からは新宿鮫とは離れて行く。ちゃんと指導するべき新米の相棒がいて、班長は怖いし、同僚の刑事は中がええのか悪いのか、新米には測り兼ねるところがある。
スクウェアのマスターはリュウ、名無しのリュウ。お話しにちょいちょい絡んでくる謎の男。
バーの客に宇多島、元ボクサーで、今はスポーツメーカーを経営している。
スクウェアIIも続くので、この二人の出番がもっとあるのでしょうね。
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コメント
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おお 場末のバーを舞台にしての人間模様とは私のもっとも好きなパターンかな。昔漫画にもそんなのがありました。読み切りオムニバスタイプで、縦の繋がりは無かったですけど。昔バーやスナックに通っていた頃が懐かしいです。今は完全に心の燃料切れで、日銭を追うばかりの毎日です。
投稿: 森のくま | 2013年1月26日 (土) 21時18分
ただいま、スクウェアII、続編を読んでおります。
基本は大阪府警本部薬物対策課、刑事とヤクザが絡まって、正義の味方エンジェルも登場する、そんなお話しのようです。
投稿: しぇるぱ | 2013年1月26日 (土) 23時24分