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2013年1月21日 (月)

和僑

「和僑」保田峰俊 角川書店
和僑とは、今世紀になってから日本人の間で作られた造語なんだそうです。
日本人で海外移住した人、出稼ぎや留学など短期滞在も含めて使われる言葉のようです。
第1章2ちゃんねらーは日本でなく中国の農村を選んだー雲南
第2章[売春仲介は逮捕のリスクがある]と富豪は切り捨てたーマカオ
第3章[私は【ニッポン定食】だった]と風俗嬢は笑ったー新宿歌舞伎町
第4章駐在員たちは[かっての日本]をつくっていたー上海
第5章[組を作ってくれとお願いされたんや]とやくざは語ったー上海
第6章[さらば日中友好]と、友好に身を捧げた老女は訴えたー北京
第7章[日本よりも中国のほうが自由で暮らしやすいんですよ]
4の高級な日本社会を除いて、他は自分の意志で中国で動いている。
1と7は同一人物、1では擦れ違いで会えなかったが、7で中部国際空港で時間の合間に会えている。
[はじめに]と[おわりに]があって、[おわりに]でリライト・ダイジェストしてあって、和僑の意味合いを確認している。
味わい、肌触りを求めるなら、それぞれの章を読むべきです。
大急ぎの人は[おわりに]を読んで本を閉じてもよろしい。

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