編集ガール!
「編集ガール!」五十嵐貴久 祥伝社
五十嵐貴久の出発は「交渉人」「安政五年の大脱走」などの大人向けのものと高校生青春ものから始まりました。
受けたのは後者で、ライトノベルを中心に売文稼業をしています。
出版社で、経理が畑なんですが、社長から企画を全員出せ、出した企画が社長の目に留まって新雑誌の女性編集長になりました。
さぁ、そこからは疾風怒濤の新雑誌の立ち上げ、このあたりが一番のキモですね。
五十嵐貴久に悲劇の結末はない。ハッピーエンドなのが彼のええところです。安心して取り掛かればええ。
ずぶの素人が編集者の一番大切なところを射抜く。ぶれそうになるところを踏みとどまって線を貫く。
へぇぇ、そんなもんかい、と業界の肝心なところが見えてくるのがええですね。
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