憤青
「憤青」紗柚 新潮社
作者は中国人で、天安門事件のころ出国して日本に留学、現在は日本人と結婚している。
憤青とは、世の中に悲憤慷慨して暴れまわる若者を指し、日本に対して怒るのが通例です。
サブタイトルに[中国の若者たちの本音]
書かれた時代は2005年、胡錦濤・小泉純一郎の時代で、北京の日本大使館に投石があった。
日本に留学して、自由と民主主義を認識してからは、憤青に対しては批判的だ。
中国では歴史教育が一方的に偏っていることも承知しており、憤青化するのも無理はないと背景はよく判っている。
いくら日本を理解していても、靖国神社に対しては、筆者は怒りを発する。
中国で子供のころの友人と親交を温める。
その子供らと話しを交わす。
デモに行って、その場の雰囲気で高揚してしまう、発散するとさっさと帰ってしまう。
普通の若者がデモの渦中では変身してしまうものだそうな。
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