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2013年3月 4日 (月)

ロスト・チャイルド

「ロスト・チャイルド」桂美人 角川書店
物語の始まりがものすごい。監察医務院が襲撃されるんですよ。
司法解剖を行う機関で、解剖を受ける死体が待っている。
そこからは怒涛の展開なんですよ。
お話しが散らばって、誰がしゃべっているのやら、誰と話しているのやら、よくわからない。
こんな状況の物語なら読み続ける気がしなくなると思うでしょ。
局面、局面が突飛で面白いから読み続ける。
どうやら、受精卵の移植がお話しの中心だとわかってくる。
遺伝の系統の家族がいて、遺伝の発症を止めるには、家族同士で人工授精させた胚から移植できる臓器を引き抜くとか
がん細胞から万能細胞を作り出す話とか
マッドサイエンティストが作り出す犯罪なんですね。
どの登場人物にも、共感したり、感情移入することはなかったなぁ。

この後の四作目で、「禅は急げ! 落護寺・雲水相談室事件簿」を読んだのですよ。
よく出来ている。禅宗についてよく知っているな。
これは第一作、横溝正史ミステリ大賞の受賞作なんですよ。
禅は急げ!と同じ作風と思うのは当然じゃないですか。
大違い、作風を大きく変化させています。
第一作と第四作しか読んでないが、第一作の作風で小説を書き続けても、おそらく売れません。
第四作で路線を変更したのは大賛成、この路線で小説家稼業を続けてくれることを希望します。

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