抗議、反抗、意思表示、こんな意味での[ものをいう]ですがね
相撲の検査役の[ものいい]、現在使われている用例はこれぐらいしかありません。
歴史的には、鎌倉期、室町期あたりから民衆は[ものをいい]はじめました。
現在は、[ものをいう]のが当たり前になって、あらためて取り上げることじゃありません。
それじゃぁ、[ものをいう]の対極にあるのは何でしょう。
[くちをきく]
[ものをいう]のは公開の場で非権力者が発することです。
[くちをきく]のは密室で権力者が強制したり、誘導したりする行為をさします。
これを逆にすると変です。
民衆が[くちをきく]
権力者が[ものをいう]
それがどうした、意味が通じません。


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