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2013年4月12日 (金)

「日本一の村」を超優良会社に変えた男

「「日本一の村」を超優良会社に変えた男」溝上憲文 講談社
岩手県盛岡市に隣接する滝沢村です。
滝沢村の柳村村長が、3期12年で村役場の意識を変えた、住民の意識を変えた、こういう話しなんです。
すごいな、と読んでいて感嘆したのは
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「そんなに道路をつくりたかったら、自分たちでつくればいいべ」
一瞬、その場の全員がキョトンとした。言うに事欠いてこの村長はいったい何を言いだすのかと思ったのだろう。
「あんたたち百姓だべ。道路がほしかったら自分たちでやればつくれるし、酪農家もいるから工事に必要な大型機械も持ってる。村も応援すっから自分たちでやってみればいいべ」
柳村の言葉に突き動かされるように、半ば諦めかけていた住民たちに「それなら自分たちでやろう」という雰囲気が芽生えたのである。
用地は無償提供、工事は住民が総出で実施した。
村の支出は700万にすぎない。通常であれば24億円の工事を実現させた。
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目次
はじめに 自治体|格差|時代がやってきた
第1章 おらほの「役場」を「会社」に変える
○村長就任の最初の挨拶は「弊社の皆さま!」
○勉強せず、働かず、膨大なムダを発生させる役場
○|ベルリンの壁|より厚い役所のセクショナリズム
○しのび寄る財政危機に備えるには「意識改革」しかない!
○労働運動と「資本論」から学んだ組織戦術
第2章 職員300人のお役所意識を壊す
○まず最初の改革ツールは「情報公開」
○全職員へのパソコン導入で|壁|が崩れ始めた
○滝沢村式「文書管理システム」が自治大臣賞を受賞
○民間企業も難しい「ISO取得」で一体感を初体験
○アサヒビール、日本IBMも受賞した「日本経営品質賞」
○役場全体の観点に立つ「一職場一改善計画」
第3章 フル稼働できるフラット型組織をつくる
○住民とともに、役場もみんなで血を流そう
○村長プラス7~8人の部長による「経営会議」
○100人近い「係長」を一気に廃止
○地方公務員法に抵触する|降格|人事
○自然発生した早朝|役員|ミーティング
○年功序列と決別する「課長投票制度」を実現
第4章 マル秘人材活用策で「社員」をやる気にさせる
○「折り鶴」と「鉛筆削り」の採用試験
○人材を育てる「リーダーシップ検収」と「キャリアプラン研修」
○民間から「助役」に抜擢した女性研究者
○「目標の連鎖」が「評価の連鎖」につながる
○戦闘部隊さえつくれば、他も引っ張られていく
第5章 財政危機を住民とともに乗り切る
○地方分権時代にしのび寄る自治体破綻の恐怖
○「敬老会」などへの補助金をゼロベースで見直す
○柳村流に予算を絞る「がっくら漬け大方針」
○住民自ら「予算編成」にタッチする試み
○職員に覚悟を迫る5パーセント|人件費カット|
○そして、財政改革が実を結び始めた
第6章 行政経営理念を職員とともにつくる
○おらほの村の「ニューパブリック・マネジメント」
○全職員の3割が「行政経営モデル」策定に参加
○部分最適より全体最適を追及する「幸せ地域社会」
○自治体経営でもトップの|優良会社|をめざす
第7章 住民と職員の|協働(コラボレーション)|をゼロから生み出す
○既存の自治会を刺激する「まちづくり委員会」
○行政に頼らず、地域の命を守る自主防災組織
○悲願の道路建設を、住民の手だけで達成!
○成果を上げた、下校小学生を守る防犯パトロール
○住民の目線に立った、職員たちの「公私融合」
○他に例を見ない、滝沢村オリジナルの10ヶ年計画
第8章 「日本一の有料自治体」は進化する
○全国自治体の範たる|滝沢モデル|
○課長自ら「この課はもう、課長はいらない」
○いかに住民に自立してもらうかというプロセス
○村が政府からMBO(マネジメントバイアウト)する日
第9章 自治体の未来を訴え続ける
○まぜ、勝ち目のない県知事選挙に挑んだのか
○「市長は事務員にして、市民は株主なり」
○四年後、地方議会改革の波が押し寄せる
あとがき 経営的視点を持たない限り|破産|しかない

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