ひなこまち
「ひなこまち」畠中恵 新潮社
長崎屋の若だんな、手代の仁吉と佐助、実は大妖の白沢と犬神、鳴家がいたり、付喪神の屏風のぞきがいたりの日常です。
「お願いです、助けて下さい」と書いてある木札を若だんなが見つけたことからお話しは始まります。
二つ目のキーは、人形問屋が美しい娘を雛小町に選ぶ、それをモデルにして雛人形を作る。
雛小町に選ばれる番付が売り出される。番付の上位から一番を選ぶ行司が選抜される。
助けて下さいの木札はどこから来たのか、雛小町はどうなる。
夢を食う獏が出てきたりで、この世と夢を行ったり来たりで、今の世界は夢かい、うつつかい。
フーテンのとらと似たようなもので、シリーズ物のひとつです。
同じ味加減を楽しんでください。
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