「千鳥舞う」葉室麟 徳間書店
絵師のお話しです。
博多の絵師、春香、がヒロインです。
寺の屏風を描くのに、江戸から狩野派の達者を招いた、外記。
惹かれるようになって一線を越えた。彼には妻がいる。
二人とも破門になった。
春香の破門が解けて、博多八景を描くことになった。
濡衣夜雨、長橋春潮、箱崎晴嵐、奈多落雁、名島夕照、香椎暮雪、横岳晩鐘、博多帰帆。
それぞれが短編小説です。
人生スケッチであり、男女の愛と親子の愛を描いています。
スタートが比翼屏風、ラストが挙哀女図、ここは博多八景とは別の篇です。
どの章も、地味で静かに読んで行くものです。



« スピーカーの BOSE はなぜボーズと呼ぶのか |
トップページ
| イプシロン »
« スピーカーの BOSE はなぜボーズと呼ぶのか |
トップページ
| イプシロン »
コメント