断固として進め
「断固として進め」江上剛 徳間書店
日本写真フィルムのお話しです。
世界にフィルムメーカーはコダック・アグファ・コニカ・日本写真フィルム・この四社しかない。
ということは、日本写真フィルムとは、どこのことかお判りですね。
銀塩フィルムはどんどん衰退していく。
デジカメの一角に食い込んでいるが、組立産業なので追い上げを受けるのは間違いない。
足柄工場の研究所所長はみずからリストラを申し出た。
工場の所長を辞して、新しい商品開発に従事したいと申し出た。
フィルムを知り尽くしているが、リストラ対象のベテラン数人を引き連れて、会議室に移った。
新商品は化粧品です。
フィルムは膜と膜との積層品で、ベースはゼラチン、化粧品のコラーゲンと親和性が高い。
ストーリーの半分は商品化するまでに、どんな苦労をしたか、ということだが、そこは省きます。
で、とうとう売り出しまでに至る。
サクセスストーリーですね。
最後にサクセスが約束されているから、どんな壁が出てきても安心して読み続けて行ける。
夜の11時から読み始めて、2時前には読み終えました。
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