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2013年10月19日 (土)

むつかしきこと承り候

「むつかしきこと承り候」岩井三四二 集英社
天竺屋時次郎は薬屋だが、もうひとつ商いをしている。
訴訟のことは公事宿が扱うことなのだが、訴訟の仕方、口のききかたについて教えて手数料を取っている。
奉行所としては差し出がましい行いで、苦々しく、いずれはひっ捕らえる構えでいる。
訴訟には、出入筋、吟味筋とあって、出入筋は金銭がらみの民事訴訟、吟味筋は刑事訴訟と翻訳すればよろしい。
初篇の筋はこういうこと。
焦げ付いた売掛金を回収に行ったところ、先方の内儀と不義密通の現場を押さえた、ということで二人とも殺されてしまった。
不義密通の成敗だからと、殺しのことは無罪放免、売掛金も支払ってもらえない、こういう訴えです。
この訴えのコンサルタントで成功するのだが、それはどういう仕掛けで成功するのかな。
[不義密通法度の裏道]
[白洲で晴らすは鰻の恨み]
[下総茶屋合戦]
[漆の微笑]
[呪い殺し冥土の人形]
[内藤新宿偽の分散]
[根付探し娘闇夜の道行]

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