失恋延長戦
「失恋延長戦」山本幸久 祥伝社
「展覧会いまだ準備中」で発見した作家です。
これはかなりしちめんどくさい小説ですよ。
すらすら一挙に読み終えることができない。
あっちでつっかえ、こっちでつっかえ、その度に本を閉じてしまう。
ダメな本なの?いや、ダメじゃない、だけど。痛痒いお話しなんですよ。
登場人物は高校生の女の子、当然、同級生の男の子、下級生のライバル、どこか女を捨ててしまったような同級生、それと柴犬のベンジャミン。
なんだ、高校生の青春小説か。いや、そうじゃない、成人してからもお話しは続きます。
ええっと、同級生の男の子なんですがね、お互いに気がある、ええ線まで行くんですよ。
なぜか、それ以上には深まらないのですね。
最後は、ハッピーエンドなんだろうか、なし崩しに終わってしまっているんだろうか。
ともかくも、じれったいお話しが終わって、ほっとしています。
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