怪物商人大倉喜八郎伝
「怪物商人大倉喜八郎伝」江上剛 PHP
政商大倉喜八郎の伝記です。
大倉喜八郎は18で越後を出て鰹節屋を開く。
時は幕末、一転、店を閉じて、鉄砲商人に変身する。
求めのあるところへ売りますよ。朝廷側にも幕府側にも平等に売る。
明治政府になってからは、土木建築の商売にはげむようになる。
三菱・三井が先行していて、政府に食い込むには、軍隊の進出に合わせて前線で商機を拾うしか方法がない。
孫文を知る。
日本政府の意向に反して、孫文をひそかに保護する。
このあたりからは、正直面白くない。時勢の変遷を書き連ねているばかりだもの。
大倉組、大日本麦酒、日清製油、東京電燈などなど今に続いている。
帝国劇場、帝国ホテルも、大倉喜八郎は出資している。
大倉組は、大倉喜八郎の戒名の一部から大成建設と名前を変えた。
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