サイバー・コマンドー
「サイバー・コマンドー」福田和代 祥伝社
陸上自衛隊のなかに自衛隊指揮通信システム隊がある。傘下にサイバー防衛隊がある。予防小隊と捜査小隊に分かれ、捜査小隊に新設された班を「サイバー・コマンドー」と呼んでいる。
サブストーリーとメインストーリーがあるが、メインのほうを語るとする。
民間にサイバー自警団がある。自発的で、指揮系統なしのハッカー集団だ。
中国のハッカー集団と日本のハッカー集団がネットで接触して、中国の拠点が襲撃された。
即座に中国から日本に反撃があって、通信網が破壊され、通信網には繋がっていない制御系のマイコンも破壊された。
同時にアメリカでも原発にネット襲撃があったり、通信網、交通網、電気などのインフラも制御不能になった。
サイバー・コマンドーが出撃できるかどうかは、国会の議論を待たなければならない。
潰された拠点は、プログラムを書き換えて回復させる。
国会の決議を経て、中国の出撃拠点を潰しにかかる。
近未来小説ですが、こんな姿でサイバー戦争はあるのでしょうね。
感覚的には、遠いことだと思っていたが、電気、交通、水道、ガス、物流が止まる戦争です。
生活のインフラが崩れる戦争だから、影響は破壊的です。
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