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「静おばあちゃんにおまかせ」中山七里 文芸春秋
中山七里で今まで読んでいるのは「切り裂きジャックの告白」「ヒートアップ」
その手の路線だろうと読み始めたが、ずいぶん作風が違う。
のどかなんですよ。
捜査一課の若い刑事、女子大生と知り合う。若い刑事、その女の子に捜査内容を相談してしまうんですね。
女の子はおばあちゃんに相談する。おばあちゃんは元裁判官です。
五話の中編ですが、どれも「安楽椅子探偵」の装いです。
五話がそれぞれ独立して完結しているんですが、女の子の両親が交通事故で轢き殺された。
その真相を追う、それが全編を通してのテーマでもあります。
最後がぎょっとする結末で、血まみれ中山七里の片りんを見せて終わっています。
宅急便を英語でいうと、Ta-Q-Bin
へぇぇ、もはや国際語なんですね
台湾、上海、シンガポール、マレーシア、香港で稼働しているそうです
わたしは国土地理院の地図は山旅倶楽部から提供を受けています。
ライセンス期間が切れるということで、更新しようとしましたが
リンク先の https://sw.vector.co.jp がリンク不良で繋がりません。
しょうがない
カシミール正面から入って、山旅倶楽部、新規購入で申し込みました。
5分後、メールが到着して、ライセンスキーを得ました。
ヘルプのライセンス設定で、山旅倶楽部のライセンスキーを書き換えたところ
先ほどの、ライセンスの終了まであと11日です、が、ライセンスの終了まであと407日です、と変わりました。
これで目出度し目出度しなんですが、vector のサイトに繋がらない、不安感を覚える段取りです。
毎年、ライセンスを購入していますが、去年まではこんなブサイクなことはなかったぞ。
こんなこともあるよ、迂回路を使えば大丈夫だよ、というお知らせです。
久喜の交差点、交差点から南に県境の標識が見えている。この道は幹線県道だから標識があるが、さっきまでは県境標識などありはしなかった。何度も何度も県境を越えたのに。
ここには久喜大林銀山の里と案内がある。ここは江戸幕府天領でこのあたりここかしこで銀を採掘したのだそうな。
幹線県道から離れて長瀬川の谷を進む。久喜銀山跡とあって、坑内から水が流れ出している。これは鉱山の水抜き穴なのだそうな。
この坑は明治になってから発見された坑口で、江戸時代よりもっと多量に算出したのだそうな。
明治35年が最盛期で、鉱山の関係者が2千人を越え、繁盛したのだそうな。抗口が落盤で埋まり、明治41年には廃坑になったのだそうな。
知らなかったな、大森の石見銀山は有名だが、ここにも銀山があったのかい。
後木屋の集落を抜けて、ここで舗装が途切れたぞ。この先は未舗装の草生した道になってしまう。
ちょうど奥から、ストコンストコンと単車が降りてきた。この道は行けますか。石ころだらけの道よぉ。自転車じゃ無理じゃろうね。
ここまでにしようか。長瀬川を遡ってたんぼが尽きるところまで追ってきたのだ。これで充分。
編集が終わりました。
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長瀬川なんぞ聞いたこともない。
そうでしょ、わたしも地図で見つけた川で、実際に行ってみるまでは、どんなところなのか想像もつかなかった。
http://sherpaland.net/bike/2014/bike-140324-geiseki_kokkyo/bike-140324-geiseki_kokkyo.html
「海洋堂創世記」樫原辰郎 白水社
今でこそ海洋堂は食玩の覇者で、押しも押されもせぬ存在だが、初期の海洋堂の物語です。
海洋堂は1964年に創業されていて、守口市土居から門真市へ引っ越した。
そのころ、大阪芸大の学生の樫原辰郎は海洋堂の客としてうろうろしているうち、引き込まれて海洋堂へ入社した。
アルバイトのような、正式スタッフのような、曖昧な身分だった。
名前で呼ばれることはなく、モドキとあだ名で呼ばれるのが通常だった。
その頃の海洋堂は、ガレージキットを作っていた。ガレージキットとは、プラモデルほど精密ではない少量生産ものなのだ。
1986年、消耗しつくして筆者は海洋堂をやめる。
その時代の海洋堂は企業とは言えない、模型屋であり、工房であったわけだ。
創業当時は疾風怒濤の狂瀾時代で、人が入ったりやめたり、職人の情熱と気ままの世界だった。
創業当時の熱に浮かされた時代はどこの企業も似たようなもんでしょう。
企業として方向付けされる時代の方を読んでみたいなぁ。
「辞書になった男」佐々木健一 文芸春秋
副題に、ケンボー先生と山田先生
見坊豪紀、三省堂国語辞典、三国として知られる。
山田忠雄、新明解国語辞典、新解として知られる。
二人は東大の同級生で、戦前の辞書、明解国語辞典からの古いつきあいです。
二人がどのようにして別れ、三国と新解に専念するようになったかの解剖です。
筆者はNHK関連会社のディレクターで、NHKBS番組『ケンボー先生と山田先生~辞書に人生を捧げた二人の男~』の製作をしました。
テレビを見ました。ええ作品でした。
その時の取材記録、その後の補充記録でこの本は出来上がっています。
NHKの番組には出なかった本音がちらちら露出する。
三省堂は、新明解国語辞典を新解さんと呼ばれるのに快くは思っていなかった。
その新解さんの一番有名な項目
れんあい【恋愛】特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したという気持を持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。(『新新解』三版)
新明解国語辞典は、現在7版で、今でもそのままかどうかは確認していない。
ホームページを編集している人むけのテクニックのお話しなんですがね
編集が終わって、プレビューで出来栄えを確認するのに
Internet Explorer でも見たい、Google Chrome でも見てみたい
昔々のHPビルダーは、エクスプローラとナビゲイター、両方確認するボタンがありました
ネットスケイプ・ナビゲイター(いわゆるネスケ)は消滅してしまいました
今は、HPビルダーではエクスプローラで確認するのがデフォルトになっています
ファイルのエクスプローラーを起こしてください
点検したいファイルを探してください
クリックする前に、右クリックして[ファイルから開く]を選択
[Google Chrome]
[Internet Explorer]
わたしはまだ Firefox をダウンロードしていないから、今の選択肢はこのふたつ
どちらかを選べば、そのブラウザでプレビューできます
続けて、別のほうを選んでプレビューして、ブラウザそれぞれの違いを確認することは簡単です
ブログは書いているが、HPは手がけていないなぁ
そんな人が多いでしょうね、へぇぇ、そんなもんかい、と受け流してください
目の前には、林道が鉢巻して、島のように取り残されたコブがある。あそこが高丸山の頂上なのだ。
待て待て、最高地点の候補は他にもあるだろう。いいえ、GPSに高丸山の三角点をウェイポイントで登録していたんですよ。それが目の前にあるのだ。
林道から離れて笹を分けて進んで行く。道があるような無いような、無いと決定しましょう。笹を透かして三角点を探る。あった。白い杭が見つかった。三角点の標石は地面にめり込んでしまっている。
高丸山の山頂からは展望なんかないよ。
布野冠山と似たようなもんだよ。あそこも頂上の展望はない。布野冠山も林道を歩いて行く。最後数十メートル笹を倒して進んで行く。それと同じことなんだよね。こっちのほうが林道と三角点の距離が短い。
帰り道、林道からの展望もそれほど開けているわけじゃない。そりゃぁ見えますよ。見えてもそれがどこなのか判別がつかないのだよ。
よろしいか、展望を求めてのことではない、要するに近郷近在なんですよ、近くの山だから登ってみる、自分の足で歩いて味わってみる、それだけのことなんですよ。
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今回は、見かけ・様式がいつもと違っています。
文章が短くて、写真と釣り合いが取れていない。自転車篇のスタイルを取り入れております。
どう違うのか。
それはURLを辿ってページを開いて見てくださいね。
mozilla thunderbird を起こしても、新しいメールをダウンロードできません
何回繰り返しても、日にちを置いて試してもダメ
ええい、アンインストールしてしまえ
PCを再起動してアンインストールを確定させて
もう一度言うよ、電源切って再起動して、つまり、きれいさっぱりアンインストールして
改めてmozilla thunderbird をインストール
へぇ、びっくりしたな
メールアドレス、パスワードなどの設定は何もいじっていないのですよ
アイコンをクリックしただけで、スルスルと新しいメールがダウンロードされてくる
結果オーライなんだけど、アンインストールしたはずなのに、わけがわからないぞ
日本・中国・アジアコラム【同天コミュニケーションズ】
http://www.douten.asia/index
このサイトなんですがね
IEではハングアップしてしまうのです
Chrome ならリンクを開いて記事が読めます
問題のURLは、編集が中国プロトコルなのか日本プロトコルなのか
日本語で表現してありますが、作成ソフトは中国製なのかもしれません
IEと Chrome で、読める条件に違いがあるのかもしれません
悪いのは【同天コミュニケーションズ】のほうが悪いのですよ
IEと Chrome どっちでも読めるように設定して公開すべきです
読めないとばっちりがIEに来てしまいました
大きな看板がある、芦田川源流、ここで街道から離れて進んで行けばええのだ。
養殖池があって、錦鯉を養殖している。
錦鯉で日本一は、新潟県、広島県は2番目なんですよ。ここ大和町ではあちこちに養魚場があって盛んですねぇ。
なんでも、鯉にはヘルペスが感染し易くて、他の養魚場からの排水を避けるために、上流へ上流へと源流へ養魚場を作るのだそうな。
ここでは、下から数えると、何段もの池が連なっている。
池の上に芦田川源流の碑がある。
その背後に水分みくまり神社の祠がある。
この源流の碑、水分みくまり神社、養殖池、覚えがある、見た記憶がある。
思い出してみると、天神嶽一周で、ここに来たことがあるのだ。
芦田川源流を見て、神田大池の方には向かわず、南の山の中を突っ切って天神嶽の方向へ引き返したのだ。忘れていたが、思い出すと、そうだった、そうだった、と記憶が溢れ出して来る。
芦田川河口から源流まで一気通貫したのだが、4年前に源流部を先に訪問していたとは、なんだか肩透かしというか、残念な気がするというか、順番を変えて先に芦田川遡上を優先したかったなぁ。
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http://sherpaland.net/bike/2014/bike-140311-ashida_rv_genryu4/bike-140311-ashida_rv_genryu4.html
サクサクとモチモチは相反する言葉として一対になっています
サクサクは昭和末期からの感覚を表現する言葉だということは納得していただけるでしょうか
さらに、モチモチは新感覚の言葉だということは納得していただけるでしょうか
もちは江戸時代以前からあるのは誰もが知っています
ここからが大事
もちの食感をモチモチと表現することは、昔々には無かったように思います
落語、歌舞伎で、モチモチとは言わないなぁ、聞かないなぁ
江戸言葉にモチモチは存在しないのです
なんぼ新感覚の言葉でも、モチモチが前触れなく突然生まれた、そうとは思えません
サクサクがあって、その反対語は何か、そりゃぁ、モチモチだろう、このように誕生した言葉だと思います
来た道の方向へ山野上市4.0KM、進行方向に馬乗観音0.2KMと案内標識がある。
新しい通信アンテナが建ててある。地面は粘土がどろどろで、建設してまだ新しい通信塔のようだよ。
三角点の前色褪せた看板があって、馬乗山三角点を注意喚起している。
三角点を見てみた。十二支の山と案内がある。馬乗山だものね。
今年の干支は何だったかな。午年だ。馬乗山は今年の干支の山なのだ。意図したわけでもないのに、たまたま干支の山に登ったことになる。
12年ごとの干支の年にスポットライトを浴びるのだろうね。平凡な山だから、それ以外の年には登ろうというモチベーションが湧いてこないのだろうね。
さらにもう一本通信塔がある。この塔にはKDDIの銘板がある。ははぁ、さっきの三角点のアンテナはソフトバンクのアンテナだな。大手三社の通信アンテナが揃っているのだ。
前に見た時には、中国セルラー電話の銘板だった。KDDIに集約されて理解しやすくなったね。
馬乗観音堂KDDIアンテナの後ろに馬乗観音があるのだ。
○○山××寺という名前ではなく、馬乗観音堂と呼ばれているのだそうな。
今では寺の横手から参詣することになるのだが、本来は石段があって正面から参拝するのが常道だった。
今見ると、石段には鎖で封鎖されていて結界を破って石段を降りるなど、しちゃいけないような状態になっているのですよ。
前に来た時には、石段の鎖について触れていないから、その当時にはそんなものは無かったのだろうね。ピカピカで錆びてはいないので、ごく最近の工事のように思える。
下で道を聞いたとき、ここ何十年も人が入るのは見たこともない、と言っていたし、鎖を跨いで石段を降りるのは憚はばかられるよなぁ。
小田川の谷を一望ええい、やめた。旧参道を戻るのは諦めて車道を引き返すことにしよう。
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頂上付近を抜書きしています。
登山口からのあれこれはURLからたどってください。
「はなとゆめ」冲方丁 角川書店
暦の渋川春海、水戸光圀、に続いて、わたしの出会い三作目。
ヒロインは清少納言、宮中に上がって、中宮定子に仕えた。
物語の芯は、中宮の誘いで「枕」を書き始めること、手から手に渡って、「枕草子」として世に広まった。
もう一つの芯は、藤原道長の野望、公家の頂点を極め、娘を入内させること。
中宮定子は道長の圧迫を跳ね除け、帝への愛を貫くこと。
読み始めは、しょうしょうつらい、読みづらい。
お話しの進行が遅いし、公家社会に馴染めない。
読み伏せようとせず、読み流すようにすると、ページのめくりが早くなる。
道長が世に出るころから、お話しは佳境に入っていきます。
これは新聞の連載小説なんです。
この状態で読者の興味を繋ぎ止めるとは驚きです。
卒業式のシーズンなので、蛍の光を思い出しました
一番
ほたるのひかり、まどのゆき、
ふみよむつきひ、かさねつゝ、
いつしかとしも、すぎのとを、
あけてぞけさは、わかれゆく
これは理解できる、漢字で書かなくてもよく解る
二番
とまるもゆくも、かぎりとて、
かたみにおもふ、ちよろづの、
こゝろのはしを、ひとことに、
さきくとばかり、うとうなり
漢字で書くと
止まるも行くも、限りとて、
互に思ふ、千萬の、
心の端を、一言に、
幸くと許り、歌うなり
かたみにおもふ=互に思ふ
さきくとばかり=幸くと許り
漢字化すると、へぇぇと驚く内容です
子供の頃は
かたみにおもふとは、形見と理解していました、遺品と同義語ですね
さきくとばかりとは、先に行く、じゃあね、と思っていました
今でも、一番は同感できるが、二番にはヘンテコ感があります
三番、四番は無かったことにしてください
高速道路尾道線が見えている。嵩上げした盛土で風景が全然違ってしまった。
芦田川に沿って、世羅インターの出入口までやってきた。
世羅盆地の川なので、ほぼ水平に流れている。これで上流部と言っても言葉と実態とがマッチしていないよね。
河口から源流までを区切ると、上流部と言うことは動かない。風景は中流部なんだよね。
甲山の町に入ってきた。街道から入ると商店の並びだの医者の建物などがあってそれなりの展開があるのだが、川岸から入ると家の裏側を覗きながら入っていくようなもんだよね。
甲山は今高野山の門前町なんですよ。
今高野山とは、この地は高野山の荘園で高野山から派遣された管理事務所がこの地にあった、寺であり、荘園の納所・別当でもあったわけです。
今高野山の駐車場で引き返すことにする。次回はこの駐車場から自転車を走らせることにする。
帰りは素直に街道を伝わって帰ることにする。甲山の市街地を抜けて、世羅インターの出入口から国道432号線を進んで、ちょっとした峠を越える。
峠に名前がないようなのだが、地名が小草だから小草峠でええだろ。
ここからは盆地の皿の縁を越えたようにすーっと道は下っている。
編集が終わりました。
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これはその中の一部分です。
http://sherpaland.net/bike/2014/bike-140301-ashida_rv_joryu3/bike-140301-ashida_rv_joryu3.html
そりゃ、smartphone だろう、それがどうしたの
いや、そうじゃなく、意図するところはこういうことなんだよ
日本語ではスマートフォン、短縮した言い方がスマホ、短縮した言い方を英語でどう言うの
どうやら、短縮した言い方は英語には存在しないらしいのですよ
ちょっとこれでは誤解を招くか
英語では、smart phone はシラブル二つなんだそうです
日本語のスマホはシラブル三つ
英語ではじゅうぶん短いのに、それがどうしたの、という切り返しなんです
違うよねぇ、彼らのシラブルと我々のシラブルを同じ感覚で取り扱って欲しくはない、あぁ、じれったい
あのねぇ
animation だがね、ア・ニ・メイ・ションに区切るシラブルだよね
日本語では、アニメ、英語に逆輸入されて、anime と置き換わってしまったんですと
当然、ア・ニ・メ、日本語と英語が同じシラブルになったんですよ
とまぁ、ここまで語ったが
ア・ニ・メのようにはいかない
日本語のスマホに対応して、英語のsmapho に置き換わるわけもないよね
2月に読んだ本は9冊でした。
どれが一番面白かったか
「下町ボブスレー 東京・大田区、町工場の挑戦」
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