「渋谷署強行犯係 虎の尾」今野敏 徳間書店
渋谷署強行犯係とあるから警察小説だと思って読み始めたが、違うじゃないか。
確かに警察が素材としては出てくるが、警察は脇役、これは武道小説なのだね。
ヒーローは整体師で、沖縄空手の練達者なのだ。
沖縄から空手の師匠が訪ねてくる。
どうやら面識のない兄弟子が半グレに懲罰を与えているらしい。
その兄弟子には沖縄のヤクザから懸賞金がかかっている。
名誉と懸賞金を求めて沖縄空手の練達者が徘徊している。
沖縄弁がいっぱい出てくる。掛け試し(カキダミシー)、道場破り、野試合のことですね。
一読すれば、沖縄の空手の歴史が理解できる。



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