不束者と書いて、ふつつかものと読むんですがね
さて、これは否定形
否定形じゃない、通常形の束者というのはあるのか、と考えました
ありません
解らんときにはウィキに聞こう
平安時代の宇津保物語に太束とあって、稲束のぶっとい束の意味とあります
ふとつかが転じてふつつかになり、現在の意味で使われるようになった、のだそうです
従って
不束者はあっても、束者がないのは当然なんです
ここまで考えたが、現代語では不束者とはまず言わない
高倉健が、映画「昭和残侠伝」で語った、不束者ではございますが、このへんが最後ですね
死語になったのは不思議でもなんでもないことです


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