ラスト・コード
「ラスト・コード」堂場瞬一 中央公論新社
渋谷中央署の刑事、筒井明良、真っ直ぐすぎて警戒を買っている。
薬品会社の開発研究者が殺された。
近親者は娘だけ、アメリカの高校に留学している。
羽田に帰国して、そのアテンドを命じられた。
ホテルへの途中で、拳銃で狙撃された。カーチェイスが始まる。
筒井刑事は警察内部を怪しんで、刑事の先輩、今は私立探偵の小野寺冴を頼る。
どうやら、産業スパイが絡んでいるらしい。
中国の薬品企業集団が研究の成果を奪おうとしているらしい。
ここから路線は輻輳して行くんですよ。
外務省官邸筋の圧力でキャリアの暗躍が始まる。
一方、現場の刑事のボランティアが救けてくれる。中心に鳴沢了がいる。
なんだかねぇ、このへんの機微はよく解らんのですよ。
将棋の棋譜のような展開がある。
惚れた、はれた、は読んでいても面倒だが、滑った、転んだ、こういう話しは面白い。
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